大大人と小大人の話
年齢が20~30ほど違う大大人と話していた。主に「自然は元に戻ろうとする性質があるかどうか?についてだ。
この時点で興味がなくなる人もいるだろうが、自分の中で整理できたことを少し書いていこうと思う。
自然は初めの状態に戻ろうとする性質がある。これは完全に初めの形態に戻るのではなく、そうしようとする自然の意思があることを伝えようとしていた。
例に挙げたのはシーソーだ。シーソーは片方が下がればもう片方は上がる。誰でも知っていることだ。でも、初期状態は左右とも釣り合っていると仮定していた。
しかし、それはあくまで理想状態に過ぎなかった。現実のシーソーは初めから片方に落ちていることが多く、自然が元に戻ろうとする性質があることへの説明ができなかった。今思えばそれは状態の話で均一にしようとする自然の意思とは別だと言えたかもしれないな。
いや、初めの状態が片側に落ちているなら自然は元に戻ろうとして結果的に初めの状態に戻っているではないか?
あれ、なら自分の仮説は全部間違っているわけではなさそうだ。
大大人の意見は「自然も動物と同じように環境に適応する」だった。
新しい視点だったからとても新鮮だった。よく考えるとそれなら人間が今作り出した環境に適応しなければこの説は筋が通らないはずだ。
もし、自然が適応するならば地球温暖化や公害なんて起きないだろう。自然が環境に応じて適応し変わらない環境を作りだそうとするから。
一方、自然が進化したとも考えることもできるな。もしかすると、地球温暖化は地球が環境に適応して進化した結果の影響を動物が受けているだけかもしれないな。
世の中は広くて深くてとても興味深いな。これからも自分なりに考えてもっと楽しんでいきたい。